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  平成23年 1月 6日(木) ~ 3月 6日(日)


    井上 稔展 -奈良に魅せられて- 

           2月10日(木)より追加出品決定!

                  追加出品に合わせて、特別ギャラリーレクチャーも開催します!
                
開催中の井上稔展に、新たに発見された作品4点を追加出品します。

 この4点は画家井上稔の実弟で建築家の野々内章氏(ののうち あきら、京都市伏見区)宅で見つかった最初期の作品です。はじめ3点が見つかり、うち1点《花と風景》の額装が傷んでいたため、追加出品に向け調査と補修作業を行ったところ、作品の下にもう1枚の作品が貼り込まれていることがわかりました。修復を行い、今回は《花と風景》とともに、下から出てきた《花のある風景》も展示します。

 画家によれば、若い頃は制作のたびに木製パネルを新調出来ず、よく、旧作の上から紙を貼って新しい作品を制作していたとのこと。《花と風景》は1974年(昭和49)以前の京展出品作品で、《花のある風景》は出品歴不明ながら、それ以前の制作です。1967年(昭和42)に画家はよく似た作品を朴土グループ展に出品しており、同時期のものと考えられます。ほかの2点《肥後橋》《街の風景》は急速に近代化し変貌を遂げる1960年代の大阪の町を描いた、珍しい作品です。《肥後橋》は1965年(昭和40)の朴土グループ展出品作品で、2点とも工事中の高架道路の橋脚を描きます。これはおそらく当時、ちょうど着工されたての阪神高速環状線などの橋脚だと考えられます。

 画家自身、4点とも所在を忘れており、弟章氏の申し出で初めて見つかったものです。兄の初期作品を弟が長年、大事に保存してくれたお陰で保存状態もよく、制作当時発表して以降、今回が初の御披露目になります。


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特別ギャラリーレクチャー

  平成23年 20日(日)13:30~

    講師:橋爪節也氏(大阪大学総合学術博物館教授)

  ※聴講には常設展示観覧券が必要です。事前お申込は不要です。