|
|
| 『万葉集』は8世紀に奈良の地で生まれ、日本人の心の源流といわれています。その歌々は日本の古代性、地域性に根ざしながらも、当時の中国をはじめとする最先端の外来文化を受容した国際性豊かな心を今に伝えてきました。そして、1300年以上の時を超え、私たち日本人のみならず、世界の人々の心にも訴えるものをもつ世界に誇り得る文化遺産といえましょう。
奈良県では、2001年、「万葉のふるさと・奈良」にふさわしい文化施設として、万葉集を中心とした古代文化に関する総合文化拠点「奈良県立万葉文化館」を開設いたしました。併せて「万葉古代学研究所」を設け、万葉集を中心に据えた総合的古代学である「万葉古代学」を提唱し、学際的・国際的な研究を推進して参りました。このたび、さらに世界的な研究・発信の拠点となることを目指して、「NARA万葉世界賞」を新たに創設し、万葉集及び万葉集に関する古代文化研究や万葉文化の国際的な展開・普及に、顕著な業績・功績をあげられた方を広く世界から求め、顕彰することといたしました。
本賞の創設が万葉古代学研究等の熱意を呼び起こし、日本文化の再発見と新たな文化創造に少なからず貢献できるとともに、21世紀の新たな文化交流によって、世界平和への実現にもつながることを期待してやみません。 2006年8月 |
 |
|
|